スプラッシュ・マウンテン制作秘話|うさぎどんの物語と日本版の工夫
1992年、東京ディズニーランドに登場した「スプラッシュ・マウンテン」。丸太型のボートに乗り込み、うさぎどんの冒険を追いながら、最後は高さ16mの急降下を体験できる人気アトラクションです。ウォルト・ディズニー社の歴史と、日本独自の工夫が融合して誕生したこのアトラクションには、知られざる裏話が隠されています。
1992年、東京ディズニーランドに登場した「スプラッシュ・マウンテン」。丸太型のボートに乗り込み、うさぎどんの冒険を追いながら、最後は高さ16mの急降下を体験できる人気アトラクションです。ウォルト・ディズニー社の歴史と、日本独自の工夫が融合して誕生したこのアトラクションには、知られざる裏話が隠されています。
スプラッシュ・マウンテンは、1946年公開のディズニー映画『南部の唄(Song of the South)』を題材にしています。この映画は黒人差別的な描写が問題視され、現在はディズニー公式で封印されているため、観ることはほぼ不可能です。しかし、陽気な動物キャラクターたちの物語と音楽はアトラクションに生き続けています。
特に有名なのが「ジッパ・ディー・ドゥー・ダー(Zip-A-Dee-Doo-Dah)」。アカデミー賞を受賞した名曲で、アトラクションのクライマックスを爽快に彩っています。
アメリカのディズニーランドでは、1980年代にカントリーベア・ジャンボリーの人気が低迷していました。そこで、余っていたボートライド設備を活用し、人気復活のきっかけとして開発されたのがスプラッシュ・マウンテンだといわれています。結果的に大成功を収め、フロリダや東京にも導入されました。
水しぶき演出:日本のゲストは“濡れる”ことに敏感なため、アメリカ版よりも水の量が控えめに調整されています。
ストーリー演出の強化:日本版は物語をより分かりやすくするために、動物キャラクターの配置や演出が細かく工夫されています。
落下角度:東京版の高さは約16m。実際の速度は時速60km程度ですが、水しぶきと演出で体感速度はそれ以上に感じられます。
開発中は「Zip-A-Dee River Run」という仮称で呼ばれていた。
アトラクションの一部には、本物の木材や古い道具を配置して“廃鉱山のリアリティ”を演出している。
夜に乗ると、昼間とは違って月明かりや照明が幻想的に見えて人気。
スプラッシュ・マウンテンは、封印された映画を題材にしながらも、爽快な水上アトラクションとして世界中で愛されてきました。東京版は独自の演出や日本ならではの調整により、ただの“びしょ濡れライド”ではなく、物語とスリルを両立した名作となっています。
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