東京ディズニーシー「タワー・オブ・テラー」の裏話|日本オリジナルの恐怖体験
2006年、東京ディズニーシーにオープンした「タワー・オブ・テラー」。アメリカのディズニーパークにも同名のアトラクションがありますが、東京版は完全オリジナルのストーリーと設定を持っています。ここでは、なぜ日本独自の物語になったのか、その誕生秘話と裏話を紹介します。
アメリカ版との違い
アメリカの「タワー・オブ・テラー」は、ドラマ『トワイライトゾーン』をモチーフにしたものです。しかし、日本では番組の知名度が低く、共感を得にくいと判断されました。そこで東京ディズニーシーでは、完全オリジナルの恐怖体験としてストーリーを一新したのです。
ハイタワー三世という人物
東京版の舞台は「ホテル・ハイタワー」。主人公はホテルのオーナーであり、考古学者でもある「ハリソン・ハイタワー三世」です。彼は世界中から美術品や秘宝を集める一方で、その傲慢な性格から多くの人に嫌われていました。
1899年、彼はアフリカ遠征で呪いの偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」を持ち帰ります。開業記念の夜、偶像を見せびらかすためエレベーターに乗ったハイタワーでしたが、突如エレベーターは落下。彼の姿は跡形もなく消えてしまいました。その後、ホテルは閉鎖され、廃墟のまま「恐怖の塔」として語り継がれることになったのです。
「シリキ・ウトゥンドゥ」の呪い
アトラクションの最大の見どころは、偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」です。
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実際にゲストの目の前で消える仕掛け
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不気味な笑い声
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呪いを連想させるデザイン
この不気味さが、東京版タワー・オブ・テラーを特別な存在にしています。
日本オリジナルになった理由
なぜ東京版はここまで独自なのか?
それは「日本人ゲストは物語性を重視する」という文化的特徴に合わせたからです。単なる落下アトラクションではなく、背景に“恐怖の物語”を作り込むことで、リピーターが何度も楽しめる仕掛けになっています。
裏話と豆知識
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ホテル・ハイタワーの建物は、アメリカンウォーターフロントの街並みに溶け込むよう設計されている。
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ロビーや待機列に飾られた美術品は、本物さながらのクオリティで作られており、細部までストーリーを語っている。
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「シリキ・ウトゥンドゥ」はスワヒリ語をもとに名付けられており、「呪いを与える者」という意味を持つ。
まとめ
東京ディズニーシーの「タワー・オブ・テラー」は、日本オリジナルのストーリーと演出で作られた唯一無二のアトラクションです。ハイタワー三世の傲慢さ、シリキ・ウトゥンドゥの呪い、そして落下のスリルが融合し、世界のディズニーパークでも特別な存在となっています。その裏には、日本のゲストに合わせた物語作りという工夫が隠されていたのです。
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